コンタクトだと周りに迷惑でしょ
コンタクト派か、眼鏡派か…よく言われているテーマですが、私は断然眼鏡派です。中学校1年生の頃から10年以上眼鏡をかけていますが、コンタクトに鞍替えしたことは一度もありません。「コンタクトにしてみてはどうだ」という周りからの誘いもすべて断ってきました。何故私がそこまで眼鏡に拘るのかというと、コンタクトをしている周りの人間の影響なのです。
学生時代に寮生活をしていた時の話です。コンタクトを付けている友人は、朝起きてまず洗面所に行って、寝ぼけまなこをこすりながらコンタクトを装着します。洗面所に行くまでは眼鏡を掛けています。ん?じゃあそのまま眼鏡で過ごせばいいじゃないか!と私はずっと思っていたのです。
だいたい同じ時間に起きるので、一緒に洗面所に行くのですが、私は眼鏡を掛けたまま過ごすので、コンタクトを付ける手間はありません。朝から眼をガッと開いて指をプルプルさせながらコンタクトを付けるより、枕もとに置いた眼鏡を掛けて終わりでいいじゃないか…私はそう思います。「コンタクト付けるからそれまで待ってくれ」という友人の頼みを聞いて、毎朝洗面所で無駄な時間を過ごしていたので、多少怒りも有ります。
そして、コンタクトは眼から落ちたら捜索が非常に面倒というところも、私がコンタクトを避ける原因です。私は柔道部に在籍しており、練習中は眼鏡を外していました。接近戦の柔道では視力が悪いのは特に問題になりませんから。
ある日、眼鏡を掛けていた柔道部の先輩がコンタクトを付けて練習をするようになりました。意味有るのかなぁ。と思いつつ練習していると、その先輩が付けていたコンタクトを落としたのです。その場で捜索が始まりましたが、結局20分程度みんなで探して見つかりませんでした。
畳の間に入ったらもう見つけようがありません。おそらく間に入ったのでしょう。眼鏡のままならこんな不幸も起こり得ません。この出来事がコンタクトを避ける決定的な要因となりました。「2週間用だったのに」という先輩の悲痛な嘆きも印象的でした。